老健の施設類型について記載します。
短期間で類型を上げ、超強化型を維持するために行ったことをお伝えできればと思います。
勤めていた医療法人理事長から「老健を在宅強化型にしないと生き残れない」と指示をいただき、平成25年5月に老健へ異動。支援相談員として施設類型を上げることに取り組みました。
長期入所の特養化した老健だったため、試行錯誤しながら6ヵ月後の12月に在宅強化型となりました。
平成25年6月 在宅復帰率6% 回転率6%
・満床にすることを第一と受け止めている職員、他医療機関、他居宅ケアマネジャーへ御理解を求める。
・繰り返し利用する方を数名確保、契約書を改める。
・長年入所して頂いている利用者様に説明、退所の相談をする。
・受け入れ先の施設の確保のため、各施設へ訪問する。
・回転率の母数を減らす目的にてショートを2床から5床へ増加
平成25年12月 在宅復帰率54% 回転率10%
・さらにリピーターを15名まで増加。
・ショートの希望者が増えたため、ショートを10床まで増床(空床利用)
・周知され、在宅復帰目的の入所希望が増え始める。
・地域居宅ケアマネジャーと定例会が始まる。
その後平成30年の介護報酬改正から5段階のランクとなり、平成30年4月より超強化型を維持しました。
まずはそれぞれの施設で在宅復帰指標10項目の現状を理解することがまず第一段階です。
自分たちの施設は何が取れていて、今何点なのか。
そして、加算型や在宅強化型に移行するためにはどの項目をどの程度上げれば最短距離で行けるのか。
それは継続的に維持し続けることは可能なのか。
と、数ヶ月後までの予測を立てながら検討を進めていきます。
現在サポートさせていただいている複数の老健でも言えることですが、在宅強化型まではそれほど現場の負担なく、数ヶ月あれば達成することは可能です。
在宅復帰率は比較的上げやすいので50%の20点は確実に取る必要があります。法人内に在宅系施設があればより難しくありません。
回転率は5%の10点は確保が必要です。そのためには、常に退所者と入所者の日程を管理する必要があります。
現状在宅強化型であって、超強化型を目指す段階であれば比較的リピーターもおられるため、現場スタッフ様の負担少なく、緩やかに上げることが可能です。
超強化型を目指すとなると回転率20点は取りたいところですが、地域性などにより回転率20点が困難な場合は、経管栄養や吸引を増やす必要が出てきます。
訪問指導は各10点は問題なく取ります。
ここまでで50点は確保可能です。
残りの点はサービス数や人員配置によります。その他型の施設でも介護4.5の人数や吸引・経管栄養実施者がどの程度いるのかも重要なことです。
逆に全く介護4.5の方や吸引・経管栄養実施者がいなくても在宅強化型まで引き上げることもできます。あくまで点数の取り方次第です。
100床の場合、経管栄養者10名以上であれば10%を超えるため5点となります。
入所時点で事前にご説明・ご理解を得ることが重要です。ご利用者様・ご家族様・現場スタッフ様や地域のケアマネジャーのご理解を得られないと今後の予測ができない状況になるため注意が必要です。
また、加算も同時進行で算定することで収益の向上を見込めます。入退所が増えることで入退所関連の加算は算定者が増加します。
近年は以前に比べ超強化型・在宅強化型施設が増加しています。
この傾向は老健のサポートをさせて頂いている身としては嬉しい限りですが、加算型以下の施設はまだまだ多く6割程あります。ただ、加算型まで到達したら現状維持とする施設が多い傾向があります。
加算型で踏みとどまっている理由は「充実したリハビリ」を行えない場合が多いのではないでしょうか。それについてはブログにて書かせていただきましたのでご覧ください。
SPORKでは共働していくことで稼働率低下を防ぎながら、超強化型や在宅強化型を永続的に維持させることが可能です。
平成25年(2013年)から在宅強化型、平成30年(2018年)から超強化型を維持し続けています。
より多くの老健様のお力となるべく、皆様とご協力させて頂けることがあればSPORKまでご連絡お待ちしております。
